環境とかどうでもいいから人をくれ。

中学の頃、アニメや漫画の話をするのが大好きだった。ボーカロイドに声優さんなど、いわゆるヲタクと呼ばれる人たちが好きなものが大好きだった。というか、ヲタクだ。ヲタクの基準はよくわからないが私はヲタクだ。

「あの曲聞いた?」「聞いた聞いた、〇〇さんの新曲でしょ」

みたいな会話。

これがジャニーズとかMステとかに出てくる歌手とかなら普通なんだろうか。私はこれがボーカロイドのPさんだった。

毎日アニメのセリフを叫んだり、あのキャラなら~なんて話をしてた。それが私にとっての普通だった。

 

高専に入学した理由は高校に行きたくなかった、というのもあるけれど理由の一つに「話が合う人が多そう」という思い込みがあったからだ。アニメの話、声優さんの話。男子の方が多いとか女子が少ないとかどうでもよくって、男女関係なくヲタクが多いと思ってた。

現実はそんなに甘くない。

居るにはいた。でも違う、そうじゃない。選り好みしてるだけだろ、って思われるかもしれないが違う。なんかもうタイプが違う。普通に「〇〇君かっこいいよね」とかいう話をしてる。クラスの男子にそんな興味をよくもてるな!?誰もかっこいいと思わなかったし、いやいや絶対あのキャラの方がかっこいいよ。と思っていた。中学の頃は「好きな人…2次元禁止!?えっじゃあ、声優さんでいい?」という話をしていた人種に「クラスの男子」だぞ。ベクトルが違う。

 

流石に5年間友達いないのも嫌だし、人と関わりたいしその人たちに話を合わせたりもした。頑張って人を好きになった。周りは彼氏だなんだと騒いで、私も作らなければいけないと思った。

高専に行ったら彼氏ができる」という噂があるがあれは本当だと思う。私も何人かに告白されたし(告白というかセクハラというか怖い経験もしたけど)。

まあなんやかんや空気に任せて人を好きだと思い込み、自分から告白したりしてなんやかんやなったりもした。(記憶から消し去りたい。鈍器で殴って消せるならいくらでも殴りつけたい。)

 

でも疲れてしまって。

だって好きでもないものにニコニコ笑顔貼り付けて、話合わせて、自分の好きなものは一切口に出さず、出しても関与してくれず。友達ってなんだろなぁと思いながら、人と関わらないより関わってる方が色々楽だし頑張った。

崩壊したのは3年生の終わり。たった1日。話しかけなかっただけで、その子たちとの関係は消えてしまった。話しかけても来ない、もう話しかけ方もわからない。「君が一人になったら話しかけに行く」なんて言ってたやつはまぁ、話しかけに来ませんよね。はいはい嘘嘘。

別にいじめられてるわけじゃない。ただ、話す相手がいないだけ。周りと話題が合わないから、一人で居るだけ。

 

「男同士の恋愛とかないよねー」「めっちゃ気持ち悪いww」「うわ、おまえアニメとか好きなん!ヲタクじゃん」

こんな言葉聞いたら話せるわけないじゃないですか。嫌われたくない、引かれたくない。そんな気持ちくらい私でも持ってるんだよ。まあ、引かれも嫌われもしない代わりに関わられませんけどね。空気と同化してますけど。

 

「こんな良いところで学生生活を送れるなんて素敵ですね」

何回か言われたことのあるセリフ。ここは田舎だし、周りから来た人間はそりゃいい環境ですねとか言ってくる。海は綺麗で空気も綺麗。夕日の眺めは最高だし、星だって結構みれる。こんな環境で私も学生生活を送りたかったわ。あなたは恵まれているのね。

クラスでひとりぼっちの子に、周りの綺麗さなどどうでもよかった。海なんていらないから、アニメの話ができる友人をくれ。空気の綺麗さもいらないから、BLの話をさせてくれ。夕日なんて見れなくていい、ゲームの話がしたい。

 

クラスに友達がいないのなら、別の場所につくればいい。でも、駅まで1時間以上かかるこの環境でどうやって他に友達を作れと?

 

私は学校が嫌いだ。

友達のいない学校が嫌いだ。一人でいなければならないあの場所が嫌いだ。強がって生きなければならないあの場所が嫌いだ。

 

ぐだくだ書いたがなにをいいたかったというと、ヲタク友達が欲しかったと言う話だ。